足湯を通じて広げるコミュニティ作り、
足湯CARAVANが東松島を走ります

2011年の東日本大震災以降、リバースプロジェクトは一貫して東北復興支援に取り組んできました。発災直後から現地に入っての炊き出しや、福島第一原子力発電所の事故による避難の為、卒業式を行うことの出来なかった福島県飯館村の子ども達に卒業式をプレゼントしたり、宮城県名取市において、「災害が起こっても地域に食料を提供できる商業施設」”ロクファームATALATA”のグランドデザイン携わったり、その活動は多岐にわたります。

そうした活動を通じて、今回のプロジェクトの舞台でもある宮城県東松島市では、行政と地域コミュニティ、企業や大学等をマッチアップする中間組織「一般社団法人 東松島みらい都市機構(通称:HOPE)」にリバースプロジェクトは参画しています。

2013年末、私たちはイオン株式会社から「2013年イオンクリマスチャリティ募金」の寄付金運用についての業務委託を受け、「被災地におけるコミュニティスペースの構築」のためのプロジェクトを立ち上げました。
現地にメンバーを常駐させ、東京からも月に何度も通うなかで、今、東松島に最も必要とされるコミュニティスペースとはどのようなものか検討を重ねました。その結果、私たちが出した答えが、この「足湯キャラバン」です。
今回、移動販売車を扱う石川県の株式会社ゼックの多大なご協力をいただき実現することができました。この車には木質ペレットボイラーと太陽光発電パネルが搭載されており、化石燃料に頼ることなく東松島の皆様に足湯を提供することができます。
また、浴槽、その他什器は地場木材を中心に東松島みうら家具によって制作され、木質ペレットボイラーと合わせて間伐材利用を積極的に行っています。

 

 

今後、この「足湯キャラバン」が運用計画に沿って東松島の様々な場所で利用され、その場所場所でコミュニティ再生のきっかけになれば幸いです。
そして、近い将来この「足湯キャラバン」が地域の持続的なコミュニティスペースとして受け入れてもらえる場所になるよう心から願っています。


■ information
イオン株式会社 http://www.aeon.info/
株式会社ゼック(石川県野々市市) http://www.zecc.co.jp/
みうら家具(宮城県東松島市)
株式会社生きがい工房(石川県金沢市) http://www.good-care.co.jp/
一般社団法人東松島みらいとし機構 http://hm-hope.org/
株式会社リバースプロジェクト https://www.rebirth-project.jp/

 

■member
プロデューサー:村松一
ディレクター:齊藤智彦
ディレクター:鶴岡信太郎

車体壁画:相澤安嗣志
      佐藤健太郎
      安田萌音